こんにちは!
だいふく鍼灸整骨院 宇和院の是澤(これさわ)です。
夏になり、運動部の学生様は練習や試合が盛りだくさんなのではないでしょうか^^
そんな学生を応援するべく、
そして、その大切なカラダを、これから何十年も健康なものにしておくためにも、
今回のブログから3回、運動部の学生がしやすい「怪我」をテーマにお話しをさせていただいています。
1回目の「捻挫」についての記事はこちらからどうぞ
2回目の今回は、「オスグッド」についてです。
「オスグッド」は、小学生高学年〜高校生まで、成長期の子どもに起こる症状です。サッカーやバスケットボールなど、膝を曲げ伸ばしすることが多い子ども達に多いのが特徴です。
「オスグッド」は、太ももの前側の筋肉、大腿四頭筋の使いすぎによることから発症するといわれています。この大腿四頭筋は膝のお皿の下までついているのですが、この大きな筋肉が成長しきっていない子どもの膝のお皿部分を引っ張りすぎる、無理な牽引を行ってしまうことで、お皿の下の骨がボコッと出てきてしまうのです。
これを「オスグッド」や「骨端症」と呼びます。
ひどすぎると骨が出過ぎてしまって、剥離骨折を起こしてしまうので、放っておくのは危険です。
オスグッドも捻挫と同じようにまずは「RICE処置」が行われます。
まずは患部を冷やしてあげることから始まるのですが、
オスグッドの処置で重要なのが、大腿四頭筋の緊張を緩めること。
先ほど、お話しさせていただいたように大腿四頭筋が骨を引っ張ってしまうことで起こるので、筋肉を緩めてあげることが大事です。
患部の治療においては、細胞の回復を早めてくれる超音波治療を施していきます。
家でできるケアは、軽擦(けいさつ)、さすることです。太ももの前側をさすってあげると良いです。ストレッチも効果的なのですが、ストレッチは痛みが強い時に行うと逆に骨を強く引っ張ってしまうケースもあるので、様子を見ながら「これからはストレッチメインでやっていこう」という感じで患者様にはお声がけさせていただいています。
オスグッドは捻挫のように腫れなども見られず、痛みは本人にしかわからないので、しかも痛かったり痛くなかったりして、どこまで安静にするのかの見極めが難しいところなんです。そのため、痛みを抱えたまま練習を頑張ってしまう子どもが多い。
でも、出てしまった骨は引っ込むことはなくて、酷い時は運動をやめても痛みを訴える子どももいます。
なかなか部活や運動を休めないことも多いとは思うのですが、痛みがある時は整骨院を上手に利用してもらえるといいなと思っています。
痛みが引いたらテーピングなどをして、自宅でセルフケアをしながら運動を続けてもらう感じです。ご自分のカラダを大事にしながら運動を楽しんでほしいと思っています。
何か気になることがあればお気軽にお声がけくださいね!
では、だいふく鍼灸整骨院 宇和院の是澤でした!